占い師になるためには特別な力が必要だと考えている方も多いと思いますが、一般的によく知られている占星術や手相占い、タロット占い、姓名判断などには霊感や霊視などの能力や才能は必要ありません。
占い師になる方法の基本は占術を学習することであり、特別な能力よりも占いをずっと学び続ける向上心が必要になります。努力して占い師になってもそれで終わりではなく、扱える占術を増やしたり常に占いを勉強したりしていかなくてはいけません。
しかし、霊感占をするには霊感が必要で、霊感を後天的に鍛えて強くすることは難しいため、他の占いと違って努力したら扱えるようになるわけではありません。
霊感占師は、霊や高次の存在と交流を持つことができます。そのため、霊能者とも呼ばれています。霊能者はその家系に生まれたパターンと、事故に遭ったりして生死をさまようことによりその能力を身に付けたパターンがほとんどで、意識的に頑張って霊感を鍛えたという人は皆無のようです。
他の占いとは違い、霊感占いでは道具を使うことがなく、他人の心の中までを霊感で感じ取ることができるため、現在や過去、未来といった時間軸に捕らわれることもありません。
ただし、霊感があるからといって霊感占いができるとも限りません。どんなに霊感が強くても、目に見えない存在とコミュニケーションをとり、さまざまな解を引き出すことができる能力がなければ、占いの回答を導き出すことはできません。
反対に、生まれつき霊などとつながることができて、人の悩みに対して的確に答えを導き出す能力があるなら、特別な努力をする必要はありません。
とはいえ、霊感占いは体調などによる影響を受けやすい特徴があり、調子の悪いときには的中率が下がるとも言われています。そのため、いつでも同じ精度で占いができるように、タロットなど他の占いを併用している占い師も多いようです。